先日、先輩女医さんと話をしているときに、2つの癌の治療を済まされた話がでました。
その2つともの癌が、ご自身で、なんらか体の異常を感知し、浮かび上がる疾患を考えた時に
1)その疾患の治療で有名なクリニック
を受診して、<特に問題ない>と言われ、納得がいかないので、
2)もっと大きな病院(関西有数のりっぱな病院)で精密検査
を受けても<問題ない、経過観察>と言われ、それでも納得がいかず
3)再度、数か月後前回いった病院で精密検査を受けたら、やっぱり思っていた癌だった
ということでした。
2つ患った癌、両方、診断がつくまで、同じ経路を味わった、と。
自分の異常を感知した感覚を信じて、本当によかった、と、しみじみおっしゃっていました。
確かに、今は、<自分にあう先生をみつけるまでぐるぐるドクターショッピング>、なることが問題なっていますが自分の体の異常を信じて、納得のいく説明があるまで諦めない、ということも、結局は、疾患の発見につながっていくのも事実なんですよね。どこまで患者さんに精査を勧めるか、も、かかりつけ医の判断となることが多く、責任重大を重く考える先生でした。