点滴加療の患者さんへのお願い

胃腸炎などで、点滴加療の可能性のある患者さんは、できる限り早い時間帯での来院をお願いします。

 

現在、コロナ感染症のこともあり、院内清掃にかかる時間は長く、また、できる限り感染リスクの高いクリニック内からのスタッフさんの早い退出としておりますが、たったひとりの遅くにきた患者さんの点滴加療のために、スタッフ全員の帰宅が遅れ、クリニック内にとどまることになります。

 

現在は、平常時とは違い、クリニック内の感染リスク回避と、ひとりの患者さんのための医療を天秤にかけた場合、たくさんの当院へ通院される患者さんのために、クリニックの感染リスク回避をセレクトしないといけない場面もあります。つまりは、点滴をすれば、より早く治る可能性のある病状も、受診時間によっては施行できないこともある、ということです。

 

救急医療にしても、通常医療にしても、過去のように、<医療機関のことを考えない患者さんファースト>という時代ではなくなっています。それは、子供をもってみて、私自身も、<早くに動き出さないと、診察してもらえない><夜間になにかあれば、本当に受診先がない>ということを、実感しています。自分が研修医時代のような、いつでも、どの科でも、どこかでは診てもらえるなんて、もう、幻想だと思っています。

 

よりよい医療をうけるために、患者さん自身も思慮をもって動く、ということが、求められる時代になっています。