気管支喘息★吸入薬の使用の上手さ

先日、他院で喘息治療をしているけれども、一向によくならない・・・と、ヒューヒュー、喘息音を鳴らして患者さんが来院されました。

 

処方されているお薬は、最新で最高のラインナップ!

よほどのひどい喘息なのか???とりあえずは、この呼吸苦をなんとかするために、点滴加療から開始しました。

 

そして、もともとの先生の処方内容は、本当に、素晴らしかったので、そのまんまのお薬を吸入・服用して下さるようにお話しました。が、ひとこと、アドバイスしたのは、吸入指導を得意とする薬局に相談してください、ということでした。

 

クリニックは、直接的に、<ここの薬局がいいよ>とはお勧めできない約束になっています。(国の方針で)

 

吸入指導が得意な薬局は、<吸入指導用の笛>を置いています。

<吸入薬を処方されていますが、吸い方がよくわかりません。吸入指導用の笛は置いていますか?>と、薬局に問い合わせてみて下さい。

 

この周辺では、北野病院・済生会中津病院・住友病院の呼吸器科が中心となり、薬剤師さんに吸入指導が手厚く行われています。指導を受けた薬局は、(おそらく)、吸入指導(配布用)の笛を置いているはずです。

 

小さなヒントですが、前述の患者さんは、吸入指導をきちんと受けれたおかげで、<先生、数年間を無駄にしました。ちゃんと吸うことができたら、こんなに効くお薬だったんですね>と、おっしゃってくれました。切なかったです。

 

喘息で吸入薬を使用している患者さんは、ぜひ、指導用(配布しています)の笛を手に入れて、自分の吸入方法があっているか、ご確認下さい。