今、医療の現場で、お金をだしても、究極的にまわっていないのは、使い捨て防護衣とキャップではないかと思います。
<マスク>
マスクは、お金をだせば、サージカルマスク(99%カットフィルター採用品)、N95マスクは、発売元のわかるお品が入るようになってきました。
<アルコール>
酒造会社のヘルプで、私が購入したときには、酒税がのって高いものにはなりましたが、製造元のしっかりした、65%以上、70%台のアルコールも、手にいれることができるようになっています。医療用は、いずれ、酒税免除の方向になっています。
酒精綿は、当院は、ずっと使っている物が、滞りなく納入されています。
(もともと、汎用タイプではなく、割高でも安全性の高い個包装タイプを使っているせいかもしれません)
<ガーゼ>
布ガーゼ・不織布ガーゼなど、マスク関連のガーゼは、不定期ではありますが、通常の医療価格での販売をみつけれる日もでてきました。
<手袋>
これも、売り切れはあったりして、いつも使っている価格・モノ、と、指定をしなければ、入ってきます。
<フェイスシールド>
どんどん、手づくり方法が、UPされています。一番問題となるシールド面は、ラミネート(熱処理後)シートの高透明度の物を使えば、十分、代用が効きます。安く、簡単ですので、おそらく、普及は、早いでしょう。
<アルコールジェル>
これは、お金をだせば、もう、出回っています。
自分を取り巻く医療環境で、お金をだしても、どうにもならないのは、使い捨て予防衣(防護衣)と、使い捨てキャップです。
知り合いの内視鏡医の先生も、<内視鏡用の使い捨て予防衣が、どう探しても、まったくない>とおっしゃっています。当院は、予防衣は布製を、午前・午後、2回病院用ハイターを用いて洗濯して使用しています。使い捨てキャップは、備蓄がなくなれば、すでに、切り替えの布製は用意してあります。
ANAが、予防衣・防護衣作成に、職員をまわすという話は、社会貢献度のものすごく高い、そして、今、一番逼迫しているところをサポートする、大事な仕事だと思います。