さて、前回、救急医療の脆弱性について書きましたが、一方で、日常診療のレベルは、相当あがっています。
☆ネット環境が整ったことで、開業医でも最新医療情報を得やすくなっていること。
☆電子カルテの導入で、飲み合わせ、容量など、問題があるものは、電子カルテが注意喚起してくれます。
☆お薬が、院外薬局になっているので、医師の判断では、飲み合わせ、容量に問題がある場合は、薬剤師さんとのダブルチェックになるうえに、薬剤師さんが薬のアレルギーの有無、他院での処方なども丁寧に洗い出してくれるので、医師に情報提供があり、より安全な投薬ができるようになっています。
☆各病院が地域連携室を作ってくれているので、大きな病院でのクリニックからの紹介受け入れが、スムーズに進むようになっています。
☆クリニックでも、かなりの検査ができるように検査機器の開発が進んでいて、クリニックレベルでも診断レベルがあがっています。
休日・救急診療所と、普通のクリニックでは、格段に診療環境が違います。週末に病状を持ち越さないように、金曜には病状判断、土曜には受診、を、こころがけてください。