市販のお薬(を選ぶのは難しい)

今日は、午後は、循環器セミナーでお勉強した後に、プラプラ

街中を歩いていると、大型薬局と出くわし、興味本位で入ってみました。

 

今のシーズンなので、ずらぁーっと並んだ総合感冒薬。

そして、鼻炎用のお薬。

そして、胃薬。

 

鼻炎と胃薬は、医師が処方する薬の半量バージョンもあり、もしも、

横に、薬に迷う人がいれば、ちょっとは、アドバイスできそう。

 

でも、総合感冒薬は、難しい。これは、難しい。

と、思って、じぃーっと、いったい、どういう人がどういう選択の下に

これらを買っていくんだろうと、しばし、前に立っていると、お鼻をずるずる

言わせた背の高い男性が横に立ち、本当に、ずるずるっ、お鼻をすすりながら

薬を吟味しているけど、選べない。

そら、選べないよな~、どの薬が、どういう症状によく効いて、どれくらいの

効力があるか、本当にわからないもんね、うんうん。

 

しかも、ずるずるっっていうのを横で聞きながら、それ、ほんまにお風邪なの?

慢性鼻炎違うの?と、勝手に鑑別診断をしながら、でも、ほんとに、ときどき~、

こほっ、とお咳をされるのを聞いていると、やっぱり、お風邪かな?

 

でもね、インフルエンザの予防接種を打っていると、熱がなくても、その程度の

風邪でも、インフルエンザに罹患していることもあるんだよ、と、頭のなかは

ぐーるぐるまわっていて、<あ~、診察したい!!!>と思いつつ、いきなり

<私、内科医ですが、ご相談にのりましょうか?>と、この選択の難しい総合感冒薬を

前にいう気にもなれず、そばを離れたのでした。

 

やっぱり、お風邪、早期受診をお願いします。

でも、お仕事をされている方は、診察時間内に受診できないんですよね。

 

だったら

1)こほっ、お鼻ずるっ、と、きたら、即座に、総合感冒薬を飲む

2)暖かい衣服・室温に気を配る(できれば、加湿器があればいいですね)

3)水分をしっかりとる(できれば、消化のよいものを食べれる範囲で)

4)マスクをする(気道の湿潤確保)

5)とりあえず、やらないといけないことの優先順位をつけて

諦めることは諦めて、寝る。(休息をとる)

6)鼻が詰まっていたら、メンソレータム(メンタームでももちろんOK)

を鼻の下にうっすら塗る(鼻詰まりがかなり軽減します)

7)ちょっと贅沢でも、いいティッシュを買う。(と、まめにお鼻をかむ気になります。)

といったことなら、少し遅めまで空いているスーパー・薬局で、揃えれるものもありそうですね。

 

あったかくして、食べれるもの食べて、ゆっくり寝なさい。

親が、子供にいう、病気の時の常套句は、実は、とても大事なキーワード、満載なのでした。