尾身先生のお言葉

ある時期から、尾身先生のお言葉が、<医師としての誠意に特化した>発言に切り替わった。

 

それまでは、経済的なこと、政治的なことにも配慮がみられ、<それ、医師の範疇ちがうじゃないの?>という場面もみられたが、おそらく、国会での答弁で、政治家並みのヤジっぽい質疑応答にさらされて、本当に、実は、怒り心頭だったのではないかと思う。

 

経済や、国民の目を気にした調整は政府のやること。

自分たちは、国民の健康を守る、医療体制を守る、そのための提言をまとめるの仕事、と、割り切ってしまったのだと思う。

 

いいじゃないか、尾身先生!頑張れ、尾身先生!と、個人的には思う。

医者は、医者としてやるべき仕事、提言をしてこそ、誠意ある仕事だと、本当に思う。

医療に特化した専門家でいいじゃないか。

政治家は、政治の調整こそが仕事なんだから、提言を形にしていくのが、政府の仕事でしょう。

それぞれが、プロフェッショナルと自負のもとで、仕事をすればいいと思う。

 

マスコミの<尾身をだまらせろと、政治家がさけんでいる>というのをみるたびに、そうだろうな、と、思うし、でも、尾身先生の仕事は医師としての誠意を貫いているとも思う。