寄り添うこと・いうことを聞くこと

さて、当院は、患者さんに寄り添い、疾患と向き合うために、最大限、精査の方向、加療の方針について丁寧に説明し、ご理解いただくように努めております。

 

ただ、それは、院長がなんでも患者さんのいうことを聞く、ということではありません。

 

医療人として、誠意をもって、適切なことを行っていくということです。

 

初診でいきなりこられて、病状も、既往歴も、検査データもなにもない状態で、いきなり<大学病院に紹介しろ>と言われても、それを聞くことはできません。

きちんとした検査の裏づけ、病状を考えたうえで、必要な医療機関にご紹介致します。

また、しんどく帰れないから、救急車を呼んで、などという無茶にも対応できません。

救急車は、<救急患者さん>のために存在するものであって、救急性のないしんどさには、タクシーでの帰宅をお勧めしており、当院で配車することも可能です。

院長が、救急車の手配は必要ない、救急性がないと考えたけれども、どうしても、救急車とおっしゃる方には、個人的に呼ぶのは自由です、とは、お伝えしています。実際に、それをとめることはできません。

 

患者さんは、心に、体にしんどさを抱えて来院されているのだから、そこに配慮するように、日々、スタッフ教育を行っておりますが、ひとりの患者さんの無茶に対応することにより、たくさんの来院患者さんに迷惑がかかるような行為は院長として許すわけにはいきませんし、どうぞ患者さんにも、そのような行為はご遠慮いただきますよう、また、ご理解頂きますよう、よろしくお願いします。