吸入喘息薬のむつかしさ

最近では、喘息治療薬が、内服よりも吸入薬が主流になっており

形状も、吸入法もさまざまになっています。

 

さて、院長も、2社の吸入練習キットを、それぞれ吸ってみましたが、

院長の感覚的には<ずほぉ~~>と吸わないと練習キットは

<ぴぃ~~~>って鳴ってくれません。

これは、なかなか、喘息の人には大変なことだなと思いつつ、

気道を鍛える効果もあるのかな?と思ってしまいました。

 

ところがです!!!

知り合いの薬剤師さんも、説明にきてくれた製薬会社の方も、

若い背格好の大きい男性は、こともなげに軽く吸うと

<ぴぃ~~~~>って練習キットがなるんです。

すごい!と、思いつつ、でも、これって、本当に個々に吸う力に差があるから、

だれが、どのように吸い方を説明してくれるかでイメージがまったく違うと思いました。

 

ということで、当院の近隣の薬局さんには、それぞれに働きかけて

できる限り、練習キットを患者さん個々にお渡ししてもらえるように

していくつもりです。

 

呼吸器科の先生がおっしゃるには、だんだんと吸い方が雑になるので

時々、練習キットを使って、現状でも音が鳴るのか、復習することが

大事、ということでした。

 

息が十分できない苦しさは、想像に絶するものだと思います。

どうぞ、きちんと吸入するための手段を、手にいれてください。