内科医であるということ

患者さんから<こんなに丁寧に説明してもらって・・・>と、感謝の言葉をいただくことがありますが、どの科でも、説明は丁寧であるべきですが、内科は特に、必要性がたかいと思っています。

 

なぜなら、付き合いの長い病気ですので、理解してほしい、きちんと通院・内服をしてほしい、というのがあります。

 

あと、基本的には、お話することしか、やることがないんです。

 

手術するわけではない、リハビリするわけではない、なんらかの処置があるわけではない、日常の苦しみや目にみえる病状を相手にしているわけでもない、ひたすら、症状がないのに加療が必要なわけをお話をして合併症を起こさないことを目標に、患者さんにご理解いただく、というのが、主たる仕事なんです。

 

自分でも、早口すぎないか、力みすぎてないか、もっと笑顔で話した方がよいか、傾聴することに集中した方がよいのか、頭の中でぐるぐるしながら、患者さんの様子をみながら、理解していただけるように努めているつもりですが・・・・人と人とのことですので、伝わっているといいな、と、願うばかりです。