コロナで思い出した人間らしさ

今回、コロナウイルスで、お仕事・健康に打撃を受けた方々が多いですが・・・もちろん、当院もそうですが・・・でも、思い出したものも、大きかった、と、実は思っています。

 

みなさんも、<なんか、おかしい?>と、思いながら、過ごしていた日常はないですか?

 

利便・利益を追求する、この、忙しく、騒がしく、落ち着きのない世界で、このまま生きていくのは、しんどい、と、思ったことはありませんか?

 

レストランで、少し、声が大きくなると、お店の人から叱られ、美術館で絵画を鑑賞しようにも、人だかりから覗き見るだけで<鑑賞>などという言葉からは程遠く、インターネットに振り回されて、仕事もいつ、なんどき、いつでもオーダーが入る、できてしまう、という、もう、余裕のかけらもない日々。

 

子育ても、子供の安全、子供の教育、もう、どこまで!という、過密な毎日。

 

いろんなことに、煽るだけ、煽られて、もう、スローライフに入りたい、と、思っても、華やかな都会生活から脱却できない矛盾。

 

どこまで、走り続けるの、どこまでせわしくなるの、この世界!と、思っていたところで、大きく、人間らしさをいまいちど、大きく考え直す機会、利便、利益追求に、ちょっと、待ったをかけたので、このコロナ騒ぎでした。

 

なんだか、バベルの塔、を、思い出したのは、私だけでしょうか。