年を取るごとに、医者にとって必要なもの、それは<社会経験・人生経験>だな、と、思います。
医療知識は、バリバリの、20代、30代の、学会にいきまくり、論文読みまくり、勤務先も最先端医療施設、の先生方にはかなわないのは、間違いありません。
でも、かかりつけ医に必要なものは、それなり最先端の医療(自分自身が実施できなくて、どこで、どんな治療が行われているか知ること)の知識と、社会経験と人生経験だと思うんです。
この患者さんをとりまく生活・心のありよう、病状と合わせて、何を先生に訴えたいのか、診てほしいのか。自身が年をとるごとに、寄り添う気持ちが、実感として増していっていると思います。
30代の間は能力を伸ばし
40代は、貯えた能力をいかに活用するかを考え
50代は、自分スタイルの仕事をしっかり遂行する。
30代始めから、自分の40代、50代の在り方を考えてきました。
改めて、自分自身を見つけなおしてみて、明日へつなげていきます。