★熱中症★基本の避け方★

熱中症とは、体の体温をコントロールしているところが、高体温で制御する力を失ってしまって、通常ではありえない体温、そして、それに伴う、体の中の異変によって、引き起こされる病状です。

 

看護学校の講義で学生さんに、熱中症を疑った時には、看護師の卵として、速やかにしてほしい処置を指導しています。

つまりは、日常的に、こういうことに気をつけておけば、熱中症を避けられるわけですね。

 

1)冷たい室内に体を置く・・・・つまりは、もう、体そのものを、冷たい空気で冷やすということです。

外にいるなら、時折、コンビニに入る、商業施設に入る、カフェに入るなども、有効です。

2)体表面を走る血管を冷やす・・・・熱くなった血液を冷やしたら、それだけでも体は冷やされます。

首筋、脇の下、足の付け根、には、大きな血管が、皮膚近くにあります。

この3か所を冷やすのが、お勧めです。でも、冷たいものをそのままあてると、皮膚を損傷しますから、 タオルなどに、くるんでください。

3)意識が清明なら、冷たいものを飲む。・・・・ これは、体の内側から、体を冷やすことができます。

よく、工事現場の方が、おやつの時間に、みなさんそろって アイスクリームを召し上がってますが、あれ、有効だよなって、いつも思います。

 

日常の中で、こまめに、1-3を意識してみてください。それだけでも、熱中症を遠ざけることができます。

そんなに、むつかしいことばかりではありません。とりあえず、体を冷やす。特に日中、移動をする際には、気をつけてくださいね。

 

今は、発熱で、気楽に受診できる環境にありません。熱中症で、発熱して、ふらふらでも、コロナとの鑑別ができないこともあり、コロナの検査体制のない医療機関では、受診できない可能性もあります。

 

毎年以上に、気をつけて、生活してください。