★医者が日和る<ひよる>時★

木曜と、土曜の休診時間帯は、大概、勉強会に参加していますが、循環器の勉強会に参加したときに、<医者が日和らず、適正処方を・・・>という話がありました。

 

確かに、検査、処方で、医者が日和る(弱気になる)ことは、実際にあります。

 

効果があるのはわかっているけど、副作用も強い薬を処方するとき。

考えた病気だったら重篤になることがあるので絶対に診断はしたいけど、検査代が高い時。

 

そんなときは、進むべきか、経過をみるべきか、すごく悩みます。

 

でも、日和って、諦めた時に限って、<処方しておけばよかった><検査しておけばよかった>ということが多いんです。自分の経験と、よぎった思いを大事にするべきだと、私は思っています。

 

でも、日和る処方、というのは、どの先生も、思いは同じなんですよね。

重篤な副作用がでてしまったら、なにをしていることやら・・・と、医師だって、ものすごくつらい思いをしますから。

ですからこそ、講演会(勉強会)で、日和らず適正処方でGO!、という話になるのだと思います。

適正処方したって、副作用がでるから、困りものなのです。

 

むつかしいですね。

患者さんには、そんなお薬を使わずに済むように、日々、健診・健康管理・早期治療を心がけて頂きたいです。