医者の世界にいると、同職種と話をするというのは、日々の
診療の向上と、なんとなくの連帯感・心地よさがあり、ついつい
視野が狭くなりがちです。
最近、製薬会社のMRさん(よく、当院の待合室にこられている
製薬会社のPR担当の方々ですが)の働きぶり、というものをリアルに
知る機会があり、その多忙ぶり、熱血ぶりに、もう、びっくり。
こんなにも、陰で努力し、我々、医師を支えてくれていたのかと
思うと、もう感動と感謝でいっぱいになりました。
でも、さらに、製薬会社の表にでてこない本社勤務の方々の激務も
あわせて知ることになり、このMRさんたちが十分活躍できるように
日々グローバル化・合併していく会社を身を削って支えていることにも
びっくりしました。
人はみな、日々働き、それぞれの働きは、直接には日のめをみなくても
社会をよりよくしていく力となっており、こうしたことを知ることで、
わかっているようでありながらも、改めて、私が日々診療をしていくために
身近で、<先生のお小言に耐えながら>頑張ってくれているスタッフに深い
感謝と愛情を感じるのでした。
なんか、急に、<うわぁー、社会ってすごい。ほんとに、いろんな人が
いろんな分野で頑張っていることが、めちゃくちゃつながって、みんなの
日々を支えている>と、急に、頭の中が、わぁーっと、視野が広がりました。
たった一人の人との出会いで、こんな思いを知るとは思いませんでした。
人との出会いって、大事ですね。