日常生活習慣・治療のなかで、当院でお願いすることが多いのは、<適度な〇〇でお願いします。>です。
例えば、ある程度お年を召した方にとって、最重要は<食べて頂くこと>です。
塩分を控えた方がいいですか、甘いものは控えた方がいいですか・・・と、聞かれるのですが、
<おいしいと食べれる範囲で、減塩をお願いします。薄味すぎて、おいしくない、というところまでは、減塩しないで下さい。食べてもらうことが大事です>
<甘いものの、ドカ食いはやめてください。でも、おいしいな、適度だな、と、思う範囲では食べて頂いて結構です>
<お酒、楽しいですから、断酒じゃなくていいので、適度な感じで、せめて、血液検査、多少高値でおさまる範囲でお願いします>
という、説明をしています。
絶対にやめてください!というのは、たばこですね。たばこは、本当に、医者にとっては、<天敵>のような存在ですから。ただ、精神慰安をおっしゃられると、<うぐっ>とは、なります。生活が落ち着いたところで、禁煙お願いします、というに、とどめています。
何事も、適度なこと、できる精神状態・生活状態であること。
継続がなにより大事です。