保険診療(自己負担に関して)

高齢者の方々の自己負担が、所得によって、負担率があがるということが起こっております。

 

なかなか、納得のしにくいことかもしれませんが、制度変更に伴い、受け容れて頂かないと仕方のないことだと思います。先生も、えぇーって思うのですが、国の方針なので、仕方がないんですよね。

 

当院で、20%→30%へ負担額が増額になった患者さんに、8月分が20%のままの計算になっており、気付かなかった当院のミスで申訳ないけれども差額分のお支払いをお願いすると、<あんたのところが、20%→30%になったのに気づかなかったんや、この1か月、20%で受診したぶんは、そっちのミスやから、30%になったときの差額は払わない>とおっしゃる患者さんがおられました。

 

うぅむ、確かに、当方のミスで、患者さんのお気持ちはわかります。

ただ、受付さんもミスも謝り、私が直接お願いしても、受け容れて頂けません。

挙句は、<そんな、差額なんか、後で徴収したら、あんたのところの評判を落とすで>とまで言われました。

 

保険診療というものは、どれだけの診療をしたか、国に報告する義務がクリニックにはあります。

ここで、10%おまけしてしまうと、当院は<自己負担診療費をクリニックでもって、患者さんを誘致している>

と、国に思われてしまいます。医療機関にとって、バーゲン診療は、絶対にやってはいけないことです。

患者さんには、評判を落とすことになっても、クリニックとして、正規の仕事をするしかない、と、お伝えしました。

 

保険証の確認は、毎月行っております。数枚に渡る方もいらっしゃると思います。申訳ございませんが、すべて提出頂き、確認の協力をよろしくお願いします。

 

しかし、医療費、できれば払いたくないですよね。本当に、超初期で疾患をみつけることができるかどうか、それを発症させずに、正常な体に戻せるかは、健診結果をいかに真剣に読み取り取り組むかにかかっていると思います。

 

健診結果、当院では、患者さんと先生とで、一緒に、一から、読み解きをしております。受診時には、ぜひ、ご持参ください。